【機材レポvol.3】SIGMA 28-80mmF3.5-5.6ⅡMACRO ~ジャンク箱のメジャーレンズは使えるのか?~
前回の機材レポCanon EOS630の回で使用したレンズ、SIGMA 28-80mmF3.5-5.6ⅡMACROについて、今回は書いてみようと思います。
前回のフィルムカメラでのレポートでは、このレンズに対して、解像感が低い、フレアが出やすいなどの感想を述べました。
カメラ本体やスキャンデジタル化のレポート以前に、正直レンズの性能にちょっと不安を感じてしまいました。
ですので、近いうちにフィルムカメラではなく、デジカメかミラーレスカメラに付けて検証してみたいと記していました。
気になっていたので、紅葉の撮影がてら、ちょっと試してきました。
SIGMA 28-80mmF3.5-5.6ⅡMACRO
そもそもこのレンズは、ハードオフでジャンクカゴの中から、980円で救出してきたものです。
特に外観は大きな汚れや傷もなく、光学系も細かなチリはありますがクモリやカビは見当たりませんでした。
このレンズ自体はサードパーティ製で各マウントが発売されたため、ハードオフ等のジャンクコーナーではとてもよく見かけます。
カラーはブラックとシルバーがあるようで、更にⅠ型と改良版のⅡ型があるようです。
自分の個体は正面から見た銘板に「Ⅱ」があるので、Ⅱ型だと思われます。
あと具体的にどのような違いがあるのかは判りませんが、Ⅰ型はデジタル非対応で、Ⅱ型はデジタル対応らしいです。
実際のところ、所有しているSIGMAのマウント変更アダプターを介したSONYα6000でも動作は多少ゆっくりながらもAFは普通に作動します。
ただ、作動するだけで、いい絵が撮れるかは別問題ですが…
そして、比較写真用には同じくSIGMAの17-50mmF2.8EX DC OS HSMを使用しました。
1枚だけですが後半で比較写真を載せています。
テスト撮影してきました
と言うことで、休日に紅葉を撮影しに行くことになったので、ついでにテスト撮影してきました。
ボディは、SONY α6000+マウントアダプターSIGMA MC-11です。
載せた写真は全てRAWからの無補正jpg変換です。
当日は曇りのため、直射日光の影響は受けにくいと判断しましたが、のっけからこんな感じで白っぽく写っています。
ちなみに右側からのサイド光です。
次の写真はほぼ逆光ですが、これも白っぽいですね。
曇りなのでゴーストまでは出てませんが、この程度の逆光でも白っぽくなります。
ちなみに比較用に、同じくSIGMAの新しい28-50mmF2.8で同じ感じで撮ったものがこちらです。
コントラストが全然違いますね。
やはりテストしているレンズは順光以外は厳しいようです。
また、どこにピントがきてるのか判らない写真も量産されました。
左下の葉っぱの塊にマニュアルフォーカスしたのですが。
比較的ピントが合った写真でも、こんな感じです。
クッキリとはいきませんね。
フィルム時代のレンズだからこんなものなんでしょうか。
このレンズに関する様々なブログを見るにつけ、「普通には使える」と言うレビューが多いように感じますが、「普通」の定義も人それぞれですからね。
少なくとも自分のこの個体は厳しいですね。
とは言え、このレンズの名誉挽回ということで、望遠端80mm限定ですがハーフマクロで撮ってみました。
これは、Canon80Dに付けて撮ってみました。
阿修羅様のすぐ後ろにあるのは、サイズが判るように置いたフィルムの箱2段重ねです。
結構寄れますね。
(これは、ハーフマクロで、更にAPS-Cフォーマットですが。)
以上簡単なレポートでしたが、やはりフィルム時代の安いレンズは、外観は綺麗でも、反射防止コートや解像感など微妙なところがあるんでしょうかね。
そこを理解した上で、お遊びで上手く使えるかだと思います。
勉強になりました。
ではまた。
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