翼写真館

素人オヤジがただひたすらに写真撮りの記録を残したり、機材の考察をしたりするブログです。

【機材レポvol.4】Canon EOS Kiss5 / FUJIFILM SUPERIA PREMIUM 400 ~所詮Kissと侮るなかれ~

機材レポの中でも、フィルムカメラは3弾目。

PENTAX Z-50P、Canon EOS630に続き、今回はCanon EOS Kiss5です。

global.canon

この個体は、ジャンクではなく偶然にもキタムラのガラスケースの中で見つけてしまったのです。

Kissなら5か7なら買ってもいいかなとは考えていたので、即GETしました。

約3000円でした。

 

Canon EOS Kiss5 / SIGMA 28-80mmF3.5-5.6ⅡMACRO

自分はEOS Kissの初代を持っていました。

子供を撮るのにマニュアルフォーカスのCanon A1を使っていたのですが、シャッターチャンスを逃さないためにも、オートフォーカスの初代EOS Kissを買ったのです。

しかしそのうち、グリップ部人工皮革の加水分解によるベタつきにより、手放しました。

ざっくり言うと、EOS Kissも初代から、NEW、Ⅲ、5、7と進化しています。

5はグリップ部が人工皮革が貼られていないので、ベタつきはありません。

性能的には、5か7でいい中古があればと思っていました。

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レンズはSIGMA28-80mmF3.5-5.6ⅡMACROを装着しています。

写りに関しては、あまりシャープなレンズではないですね。

前回の機材レポートでまとめています。

tsubasa003.hatenablog.com

話はボディに戻りますが、KissシリーズはCanon入門機でありますが、非常に高機能でコスパも高いシリーズです。

それはフィルム時代からデジタル時代でも変わりません。

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各種AE機能があります。

ただ、Canon機によくあるパターンですが、電源スイッチがAEセレクトにまとめられています。

自分はほぼAvモード仕様なので、毎回そこまでひねらないといけません。

PENTAX機だと電源スイッチが独立しているので楽なのですが…

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しかし、自分がKiss5を評価する最大の理由はこれです。

フォーカスポイントが7点あり(液晶部には7つの黒四角で表示)、どこに焦点が合っているかはファインダー内のスーパーインポーズが赤く光って表示されることです。

更にフォーカスポイントは、シャッターボタン手前のダイアルで任意に変えられます。

これ、デジタル一眼やミラーレスではごく当たり前の機能ですが、当時のフィルムカメラの入門機に搭載されているなんて驚きです。

Canon恐るべしです。

マニュアルフォーカス機でじっくりフィルムカメラを楽しむ方には不要ですが、手軽にフィルムカメラを使いたい方にはいいと思います。

 

 

FUJIFILM SUPERIA PREMIUM 400

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今回の使用フィルムはこれ。

富士のSUPERIA PREMIUM 400です。

価格もKodak ColorPlusほどは安くはないですが、それほど高くもないですね。

感度が400なので、1本常備しておいてもいいかもです。

ってか、このフィルム、27枚撮りは生産終了とのアナウンスが昨秋流れました。

36枚撮りは残るようなので一安心ですが。

www.fujifilm.com

どうか、フィルムの生産性がこれ以上下がらないよう、需要喚起に一役買えればと思います。

 

 

テスト撮影してきました

このフィルムカメラレポートシリーズは、自分にとって相性のいいラボ探しも兼ねています。

PENTAX Z-50Pの時は、スキャナーは富士のフロンティア機で自動補正あり。

tsubasa003.hatenablog.com

Canon EOS630の時は、スキャナーはノーリツ鋼機で自動補正なし。

tsubasa003.hatenablog.com

自分の印象としてはノーリツ機で自動補正なしの方がいいと感じていたので、今回のスキャンはノーリツ機で自動補正ありで試してみました。

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横須賀海軍カレー

ピントがちょっと浅かったかな。

またはご飯ではなくきちんとカレーにピント合わせればよかったかな。

これがフジの色なのでしょうか、フィルムっぽい感じが出ました。

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これは赤城神社ですが、ちょっとHDR風な仕上がりになっちゃいましたね。

コントラストが低いというか…

ちなみに比較としてPENTAX K1での撮影がこれです。

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カスタムイメージ「リバーサルフィルム」なので、ちょっとこってり風ですが。

Kissでの結果がコントラストが低い仕上がりになってしまったのは、自動補正のためなのか、使用レンズのためなのかは結論づけられません。

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このホームの暗さを見る限りでは、スキャン時の自動補正で暗部がHDR風に明るく仕上がってしまうことは無いように感じるのですが。

 

 

考察、そして次回はどうすんの?

確かにノーリツ機といえども自動補正を掛けた今回は、粒状感が目立った。

しかしそれは、今回フィルム感度を400に上げたことも一因?

また、今回数枚にHDR風の低コントラストな明るい仕上がりがあった。

これも自動補正に起因するのか、はたまた使用レンズに起因するのかは不明。

いずれにしてももう、SIGMA28-80mmF3.5-5.6ⅡMACROは使いません。

ドナドナです。

次のCanon機のテスト用に、おそらくキットレンズですがCanon純正ズームをジャンクで拾ってきています(笑)

そして現在は次の機材レポートに向けて、PENTAXのMZ-3でテスト撮り中です。

富士のフロンティア機で、今度は自動補正なしでスキャン依頼できるか試してみようと思います。

ではまた。

 

 

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