【撮影記vol.18】車山冬季登山写ん歩~寒くて写ん歩どころではありません~
はじめに…
実は、自分は今までカメラと同じくらいに登山にハマってきましが、それをブログにすることにはどうにも気が進まないのです。
読者を意識すれば、コース状況やタイムなどの情報を詳細にまとめた方が有用なブログであるだろうことは解ります。
しかし、ブログのために情報収集しながら山を登ると、純粋に自分の登山が楽しめなくなった経緯があるのです。
山情報共有サイトにも過去にそこそこ記事を投稿してきましたが、今はもう完全に放置プレーです。
このブログでは山の写真はあくまでも撮影記の中の一つとして取り上げるので、登山の解説などは念頭になく、好き勝手に書いていきます。
どうかご理解いただきたい。
自分はかれこれ20年弱山に登っているが、冬山も多少たしなんでおります。
先々週、山友達と車山に行ってきました。
今回は久しぶりの冬季登山であったために、コースタイム短めで山を選定し、当初は美ヶ原に決めていました。
そう、真冬の美ヶ原の王ケ頭から雪の北アルプスを撮ってやろうという目論見でした。
しかし当日の天気予報を見ると北アルプスは雲に隠れ、残念ながら美ヶ原の眺望は望めない。
仕方なく、手前の車山から、南方の八ヶ岳オールスターズを撮っちゃおうと作戦変更したのでした…
車山は360度の山の展望台のはずでしたが…
今回の機材は、SONYのα6000と16-50mm。
以前の記事でも記しましたが、山に気軽に持っていけるミラーレスカメラです。
車山の肩まで車で入ります。
やはり四輪駆動は最強ですね!友人のクルマですが。
出発時の気温は-10度。
稜線だと10m程度の風が吹いています。
カメラが冷たくなって動かなくならないか少々心配です。
写真の稜線左奥にポチっと丸いレーダーが見えますが、あそこが山頂です。
夏道は、いったん右に大きく回り込んでから稜線に乗ります。
夏道で45分なので、ゆっくり歩いて60分というところでしょう。
はい、もう山頂です(笑)
山頂には、この丸いドームがありますが、実は中には気象観測用のパラボナアンテナが入っています。
平成11年、気象庁のレーダー観測網をより充実させるため、老朽化した富士山レーダーに替わり、設置されたんだとか。
北方の美ヶ原を望む。
確かに美ヶ原自体は晴れていますが、その先の北アルプスは雲の中ですな。
残念。
そして、レーダーの裏手に回ると、車山神社の鳥居とその後方にはかすかな富士山が!
そして、お社と蓼科山。
八ヶ岳オールスターズも雲に隠れていましたが、唯一蓼科山だけが姿を見せてくれました。
下り道、素敵な自然のプレゼント
山頂に長居してしまったために、カラダはもう限界でした。
下りの途中に、西日を浴びた柔らかいシュカブラが。
※シュカブラとは、雪面にできる波の模様のことで、風によって雪面が削り取られ、固い層が残ることによって発生します。
そして、北西から南東に伸びる幾筋の太い雲の間からは、天使のハシゴが!
※天使のハシゴとは、太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見える現象の俗称です。
この日は、北アルプスや八ヶ岳が雲に隠れ、イマイチ眺望に恵まれませんでしたが、なかなか気持ちの良い山歩きができました。
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