【撮影記vol.19】桐ヶ丘中央商店街写ん歩~オジサン、昭和の追憶に浸る~
地元の幼馴染と写真を撮りに出かけるときは、「写真部」と称している。
双方の奥方にもそれで伝わるようになっているのである。
双方家族公認のお遊びなのである。
その「部活」で撮ってきたカテゴリーを振り返ると、当初は四季を彩る花や工場夜景、鉄道が多かった。
しかし最近は、街スナップが断然多い。
それも昭和の郷愁を感じてしまうところ。
オジサンが二人揃うと、そのようなところで追憶に浸ってしまうのもまあ自然な流れか。
今回は赤羽の方に気になるレトロな街があるということで、お写ん歩に行ってきました。
桐ヶ丘中央商店街はこんなところです
桐ヶ丘中央商店街とは、いったいどんなところなのか。
東京の北区赤羽の西に、昭和の中期に長きににわたり建てられた広大な都営桐ヶ丘アパート群があります。
その入り口側に位置する商店街。
様々なドラマのロケにも使われているようで、レトロ感満載な商店街です。
ちなみに、赤羽ファン倶楽部桐ヶ丘商店街公式WEBサイトというのを見つけました。
実際に行ってきました
最近、PENTAXのFA28-105mmというフィルム時代の便利ズームレンズを入手しました。
写りはシャープじゃないのは想像つくのですが、今回はレトロ商店街撮影なので雰囲気も出てちょうどいいかと思い、PENTAXのK1に装着して臨みました。
なんと、道路沿いのアパートの下がゲート状になっていて、素敵な看板が付いています。
このゲートをくぐると、オジサンの夢の世界が待っています。
ジャーン、万国旗がお出迎え。
しかし残念なことに、営業している店舗はわずかです。
最近はほとんど見かけなくなりましたが、10円入れて動く車とか飛行機の乗り物。
おもちゃ屋さんの前にありました。
動くのか確かめようかとも思いましたが、乗れるのは幼稚園児までです。
残念…
もう一度バス通り側に出てみると、店先に古びたバギーが放置してありました。
メーター部を写すも、絞り開放だとピントの芯が全く無い(笑)
周辺減光もレンズの味だが、ちょっと多い気がする。
SILKYPIXのパラメーター「ノスタルジックトイカメラ」をベースにコントラストはやや軟調に。
バギーフロント部。
空き缶とか空き瓶の横に放置されている姿が物悲しい。
これもパラメーター「ノスタルジックトイカメラ」をベースにコントラストはやや軟調に。
バギーの少し先には家電リサイクル店。
店先には洗濯機が並ぶ。
そういえば、この団地には「制水弁」の表示杭が目立つ。
大きな給水塔がいくつかあったからそれにつながっているのだろうか。
団地内は古いものから新しいものに建て替えがどんどん進行している。
当然生活の匂いがあるので、その中での撮影は控えたい。
ただこの棟の番号表示がシュールだったので、撮らせていただいた。
立体感のある金属製で、そこは鳩の羽休め場となっていた。
SILKYPIXのパラメーター「赤外線」をベースにコントラストを強調。
再び商店街に戻ってきた。
店先のボロボロの幌の屋根に万国旗がくくられていた。
まさに日英同盟だ!
撮影地を訪れたら、そこで何かを消費してくるのが我々写真部のルール。
入口近くの八百屋さんで、ミカンと紅はるかをお土産に買った。
そして商店街の街中華というか定食屋で、生姜焼き定食をいただいた。
長ネギの甘みが効いた家庭の味でとても美味かった。
旧岩淵水門に寄ってみました
少し時間が余ったので、荒川の旧岩淵水門に寄ってみました。
真っ赤な水門、とても綺麗です。
へえ~、この水門は荒川と隅田川の治水にかかわっていたんですね。
荒川が明治までは隅田川の位置を流れ、現在の荒川下流はは人為的に造られた放水路だったんですね。
知りませんでした。
そして旧岩淵水門は、近代化産業遺産なんですね。
う~ん、産業遺産巡りも楽しそう。
新たな興味が湧いてきました。
ではまた。
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